自分のお店を持ちたいけど、何から始めたら良いか困っていた古着屋オーナーからの店舗開業相談、伴走コンサルが実現した開業ストーリー

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自分のお店を持ちたい古着屋オーナーからの店舗開業相談、伴走コンサルが実現した開業ストーリー

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皆さん、こんにちは。
長崎県佐世保市で経営コンサルタントをしております、翔彩サポート代表の広瀬です。

今回ご紹介するのは、長年自分の古着屋を持ちたいと思い「いつかは」と思い続けていた夢が、「いまここにある現実」へと変わっていくまでの軌跡です。

長年の夢だった「自分の古着屋を持ちたい」という想い。頭の片隅ではずっと描いていたものの、「資金計画の立て方が分からない」「店舗探しってどうするの?」「仕入れ先は?」「何から始めればいいのか見当もつかない」と、不安や疑問に押しつぶされ、なかなか最初の一歩を踏み出せない日々が続いていた古着屋オーナーからの店舗開業相談です。

店舗開業に至った背景

もともと千葉県で新品を取り扱うアパレル業に携わっていた私は、ファッションの世界に身を置きながらも、日々の業務の中で“何か物足りなさ”のようなものを感じていました。

そんなある日、何気なく立ち寄った古着屋で手に取った一点の服が、自分の価値観を大きく変えるきっかけになったのです。その服は、ただの衣類ではなく、時間の経過とともに刻まれたストーリーをまとったような、独特の雰囲気と味わいがありました。

そこから自然と「古着って面白い」「自分でも古着を扱う仕事をしてみたい」と思うようになり、少しずつ方向性をシフトさせることにしました。

最初のステップは、インターネットを活用した古着の販売から始めました。自宅を拠点に、小さなオンラインショップを立ち上げ、自分の目で選んだ古着たちを写真に収め、商品ページを作成し、お客様に届ける日々を過ごしていました。

自分のペースで働くことができる環境はありがたく、少しずつお客様も増えていきましたが、ほとんどの時間を家で過ごすことになり、仕事とプライベートの境界が曖昧になるような感覚に戸惑いを覚えるようになったのです。

そんなあるとき、ふとした瞬間に自分自身に問いかけました。「今の自分の働く姿は、子どもの目にどう映っているのだろう?」と。せっかくなら、子どもにとって“カッコイイお父さん”でありたい。夢を持って挑戦する姿を見せたい。そんな想いがふくらみ、インターネット販売だけにとどまらず、地域に根ざしたリアルな店舗を構えたいという気持ちが強くなっていきました。

さらに、古着というジャンルだからこそ、お客様と直接顔を合わせながら、服の背景やこだわりを語り合える喜びを大切にしたいという想いもありました。古着は一点一点が個性的で、それぞれの服にストーリーがあります。それを自分の言葉で伝えられる場所が欲しかったのです。そんな複合的な気持ちが重なり、「実店舗を持つ」という目標は、次第に現実的なものとして心に根を下ろしていったのです。

翔彩サポートへ開業相談をした経緯

これまで私は、インターネット販売という形で古着を取り扱いながら、個人事業主として経営を続けてきました。

帳簿の記録や確定申告といったバックオフィス業務についても、決して得意ではないながらも家族と協力し合い、毎年何とか形にしてきたというのが正直なところです。もちろん大変なことも多々ありましたが、自宅を拠点とした小規模な事業であったため、ある程度は自己流でもどうにかなっていました。

しかし「実店舗を構える」となった瞬間、それまでとはまったく異なる課題が現実のものとして立ちはだかりました。

まず何より大きかったのが、初期投資への不安です。物件取得費、内装費、什器、備品、そして在庫の仕入れ。ある程度まとまった資金が必要になることは明らかでした。そのためには、金融機関からの融資を受けるという選択肢が必要になるのですが、私にとってはまったく未知の世界。これまで一度も経験したことのない“融資交渉”という言葉が、とても大きな壁のように感じられました。

さらに、その交渉をスムーズに進めるためには「事業計画書」の提出が求められます。自分の思い描く店舗像や売上の見込み、市場分析、収支計画…もちろん漠然としたビジョンは持っていましたが、それを他人に伝わる形で“書類”としてまとめるとなると、どこから手をつければいいのかまったく分かりませんでした。

このまま自分一人で交渉して不利な条件を提示されても、それが“本当に不利かどうか”すら判断できない。誰かに相談しようにも、「誰に」「何を」相談すればいいのかも分からない。せっかく実店舗という夢に向かって歩き出したのに、その一歩一歩が不安に飲み込まれていくような、そんな感覚でした。

しかし、自分には経営について相談できる心強い味方がいたことで救われました。
「そういえば、大学からの同期だった広瀬は、今や中小企業の開業支援や経営サポートで豊富な実績を持っていたはずだ。」と思い出し店舗開業相談を持ち掛けました。

単なる経営コンサルタントではなく、自分をよく知ってくれていて、信頼できる人物。そして何より、この分野でしっかりと経験を積んできたこと、同じ時間を過ごした大学時代から知っていたからこそ、安心して胸の内を打ち明けられる相手でした。

実店舗開業という、自分にとっては未知の挑戦。でも、どうしても実現させたい夢。その狭間でもがいていた私にとって、「経験豊富で信頼できる相談相手がそばで支えてくれる」ことは、何よりも大きな救いでした。遠慮なく本音を話せる、信頼できる相談相手がいるという安心感が、迷いがちな自分の背中を力強く押してくれたのです。

その瞬間から、私の開業ストーリーは、翔彩サポートとともに本格的に動き出しました。

実店舗開業を実現した翔彩サポートの伴走型コンサルティング

古着屋「BUCKET」のオーナーである彼とは、大学時代からの友人であり、卒業後も連絡を取り合い続ける関係でした。

人生の節目ごとにお互いの近況を報告し合い、ときには仕事の悩みや将来の展望について語り合うような、そんな信頼できる仲間の一人です。

だからこそ、ある日突然「実店舗を持ちたいと思ってる。相談に乗ってくれないか?」と連絡がきたときには、正直驚きました。

しかし、驚きと同時に彼の言葉の端々から強い決意と覚悟が伝わってきたのも事実です。ただの“思いつき”ではない、長年の想いを実現させようとする本気の眼差しに触れたとき、私は迷うことなく「この挑戦を、全力でサポートする」と心を決めました。

彼の古着ビジネスは、もともとインターネット販売からスタートしたものでした。実店舗に比べれば初期投資も少なく、リスクも低かったのです。それでも、在庫管理から撮影、販売、発送まですべてを一人でこなすその姿勢には、並々ならぬ誠実さと努力があったからこそ、事業が少しずつ成長し、売上が伸びていく様子は容易に想像がつきました。

しかし、私は経営コンサルタントとしての立場から、それだけでは不十分だということも痛感していました。経営というのは、ただ売上を伸ばせばいいという単純なものではありません。売上を伸ばす“攻め”の戦略だけでなく、資金繰り、税務、法務、リスク管理など、あらゆる“守り”の体制も同時に築いていかなければ、継続的に安定した経営を続けることはできないのです。

特に、実店舗の開業となると話は一気に現実味を帯びてきます。物件選び、内装工事、資金調達、人材確保、そして営業許可などの手続きを一つひとつ、適切な順序と内容で進めなければ、せっかくの夢が不完全な形で終わってしまう可能性もあります。

そこで、徹底的に彼の想いに寄り添いながら、まさに“二人三脚”の形で開業準備をサポートを行いました。販売戦略やSNSの活用、初期在庫の選定や陳列計画、開業後のキャッシュフロー予測まで、幅広く支援しました。

翔彩サポートのコンサルティングは、単なる“アドバイス”では終わりません。開業を志す方が抱える「やりたいけど不安」「分からないけど進めたい」という両極の感情に向き合いながら、最後まで一緒に走り抜ける――それが、私たちの掲げる「伴走型コンサルティング」です。

そして今、彼の夢だった古着屋「BUCKET」は現実となり、地域の人々に愛される店舗として確かな一歩を踏み出しています。その姿を見たとき、私は改めて“想いがある人の挑戦を支える”という仕事のやりがいと責任を強く感じました。

伴走型コンサルティングの具体的な取り組み

翔彩サポートでは、単なるアドバイス提供や書類作成の代行ではなく、経営者自身が「理解し、考え、選択できる」ようになるまで、徹底的に寄り添って支援を行います。これは、事業を一時的に立ち上げるだけでなく、継続的に成長させていくために必要不可欠なプロセスです。

今回は、特に重要と考えた「バックオフィス業務の整備」と「銀行融資交渉支援」の2点に焦点を当ててサポートを行いました。

バックオフィス業務の整備

彼は個人事業主としてネット販売をしていた頃から、自分たちで帳簿を付ける習慣を持っていました。その点は非常に素晴らしいことですが、当時は「とりあえず帳簿をつけて終わり」といった感覚で、帳簿が経営の判断材料として十分に活かされていない状態でした。

私はもともと税理士事務所に勤務していた経験がありましたので、帳簿の本来の意味や、試算表ができるまでの流れ、数字がどのように経営判断につながるのかを、ゼロから丁寧に指導しました。

特に重要視したのは「試算表を毎月作成すること」。これは、月ごとの売上や利益、経費の内訳を把握し、資金繰りや経営判断に活かすための基本中の基本です。試算表があることで、「今月は利益が出たのか?」「仕入れは適正だったか?」「広告費に無駄がなかったか?」など、経営者としての“気づき”が得られます。

ただし、単に作成方法を教えるだけでは不十分だと考えました。そこで私は毎月の定期打ち合わせを導入しました。これは、「数字と向き合う時間」を強制的に確保するためです。事前に帳簿や試算表を作成しておけば、打ち合わせ時に一緒に内容を確認し、問題点を洗い出し、次月の対策を考えることができます。

この定期的な振り返りと改善の積み重ねが、彼の中に「数字で経営を見る目」を育てていくことにつながりました。これは翔彩サポートが他のコンサルタントと決定的に違う部分であり、どのクライアントに対しても一貫して大切にしているアプローチです。

金融機関との融資交渉サポート

実店舗を開業するにあたって、避けては通れないのが「資金の確保」です。ネット販売とは違い、実店舗には物件取得費、内装工事費、什器購入費など、まとまった初期費用がかかります。

私は彼に、資金繰りに余裕を持ってスタートを切るためにも、創業融資制度を活用した銀行融資を検討するよう強く勧めました。すると、彼からは「これまで銀行と一度も取引したことがないし、ウチみたいな規模じゃ無理でしょ…」という不安が返ってきました。

しかし、私はここで引き下がるべきではないと感じました。むしろ、「今まで金融機関と縁がなかった」からこそ、適切な準備とサポートがあれば、信頼を得るチャンスでもあります。私は彼に「融資交渉に必要なことはすべて一緒にやるから、俺を信じてほしい」と強く伝えました。

融資を成功させるには、「何のために」「いくら必要で」「どう返済するのか」を明確に伝えることが重要です。私は、これまでの支援経験を活かして、金融機関が納得し、かつ疑問点の出ないような事業計画書を一緒に作成しました。その中には、

  • 実店舗で提供するサービスや商品の特徴
  • 顧客ターゲットや立地の優位性
  • 月別の売上・仕入・利益予測
  • 想定されるリスクと対応策
  • 借入金の返済計画と返済余力

といった項目を細かく網羅しました。
これに加えて、過去のネット販売での売上実績や、お客様のレビュー、SNSでの反響などもエビデンスとして資料化し、彼の「実績」と「熱意」の両面をアピールできるよう工夫しました。

結果として、低金利での創業融資に無事成功。融資額は必要十分な水準を確保し、かつ返済期間にも余裕を持たせた設計となったため、毎月の資金繰りに悩まされることなく、安心して店舗運営に集中できる環境が整いました。

皆さんも借入を検討する際には、返済期間をいかに引き延ばせるか?資金余力をどれだけ作れるか?をポイントに考えてみてください。⁡

これから新しいことを始める方へ、翔彩サポートからのメッセージ

人生において、「何かを始めよう」と思う瞬間は、誰にとっても勇気がいるものです。

それが、起業や独立といった大きな決断であればなおさら。ワクワクする期待と同時に、言葉にしづらい不安やプレッシャーも押し寄せてくることでしょう。

今回の支援では、バックオフィス業務の整備や金融機関との融資交渉がメインの相談内容でした。

しかし、最終的に開業という夢を実現できたのは、ほかでもない「経営者本人の行動力と覚悟」があったからです。
私たちは、どんなに優れたサポート体制があっても、最も大切なのは“経営者自身が一歩を踏み出すこと”だと考えています。翔彩サポートは、その一歩を後押しし、二歩目、三歩目も共に歩んでいく存在でありたいと願っています。

経営者という立場は、時にとても孤独です。表面上は堂々と振る舞っていても、心の中では「これで本当にいいのだろうか…」「誰かに相談したいけど、誰に聞いたらいいか分からない」といった迷いや葛藤を抱えている方が多くいらっしゃいます。

お金のこと、社員のこと、集客のこと、家族のこと、将来のこと。経営者が抱える悩みは一つではありません。しかもそれらは、書籍やインターネットの情報だけでは答えが出ない、複雑で実践的な問題ばかりです。

だからこそ翔彩サポートは、単なる“アドバイザー”や“外部コンサルタント”ではなく、経営者と同じ目線で、同じ方向を見つめ、同じスピードで走る「伴走型パートナー」として支援を行っています。

  • 「初めての融資交渉でどうすればいいか分からない」
  • 「帳簿のつけ方が合っているのか不安」
  • 「事業計画って、どこまで書けばいいの?」
  • 「売上はあるけど、なぜかお金が残らない」
  • 「家族に反対されているけど、それでも挑戦したい」

こうした悩みや想いに、翔彩サポートは真正面から向き合います。必要であれば、一緒に金融機関に足を運び、事業計画書も一緒に作り、帳簿の付け方から資金繰りのシミュレーションまで、すべて並走して行います。

翔彩サポートの伴走型コンサルティングを受けて感じたこと

個人事業主として開業した時も、経営を続けている今現在も、不安なことがあってもいつでもすぐに親身になって相談にも乗ってくれるとても頼りになる存在です。

実店舗開業を決めた当時、彼に今回の件を依頼した時も快く「よしっ!一緒に進めよう!」と言ってくれました。

事業計画書の作成もお金を借りるための事業計画書ではなく、現実に近いかつ少し背伸びをすれば届くような事業計画書を作ってくれたことで自分自身の意見が反映されたものを作ることができました。

それが金融機関(第3者)からも評価してもらえたことで自信にも繋がりました。⁡実店舗スタート後も経営には色んな悩みが定期的に出てきますが、自分には翔彩サポートがいてくれるという安心感から、その都度不安の解消ができています。そのおかげで、本業に集中することができ自分がやりたいことにどんどんチャレンジすることができています。

自分の夢を形にしてくれたことにとても感謝しています。今自分のお店がたくさんの素敵なお客さんに恵まれているのは、いつも経営に関する不安を解消してくれると同時に「○○ならできるよ!」と背中を押してやる気にしてくれる翔彩サポートのおかげだと思っています。

経営に少しでも困ったことがある方は、一度相談してみてください。
きっと、あなたの抱える不安を解消してくれます!

費用

新しいことに挑戦する時、周りの人に相談しても反対の意見ばかりを受けるのは当然です。
その方々は、あなたと違う立場であり、同じことを挑戦したことがない方なので、失敗することを心配して言っているのでしょう。
あなたが踏み出す「はじめの一歩」に伴走が必要な時や自分がやりたいことが明確で伴走して進めて欲しい方は、ぜひ翔彩サポートまでご相談ください。

サービス内容金額            
経営(役員)会議110,000円(税込)