自院の経営状況を初心に戻って見つめ直したい40代歯科院長からの経営相談

コンサル実績

自院の経営状況を初心に戻って見つめ直したい40代歯科院長からの経営相談

皆さん、こんにちは。
長崎県佐世保市で経営コンサルタントをしております、翔彩サポート代表の広瀬です。

今回は、地域に根ざした診療を続けておられる、九州のとある歯科医院の院長からのご相談をご紹介します。
医院はチェア4台、スタッフ数も限られた中で、日々丁寧な診療と患者対応を大切にされてきています。地道な努力の積み重ねによって、現在では一定の収入や利益も確保できるようになってきたそうです。

しかし、その一方で開業からこれまで、“数値管理”にはあまり重きを置いてこなかったとのことです。試算表の見方や資金繰りの管理方法といった「数字の読み解き方」や「資金の流れの捉え方」に対して不安を感じており、これからの歯科医院経営をより安定的に、そして戦略的に進めていくためにも、経営の基礎を一から学び直したいとご相談くださいました。

これは、実は多くの歯科医院で共通する悩みでもあると思っています。日々の診療業務に追われる中、数字に目を向ける余裕がないまま何年も経ってしまったという院長もいらっしゃるのではないでしょうか。

翔彩サポートへ相談したキッカケ

翔彩サポートさんにご相談させていただいたきっかけは、医療機関を専門にホームページ制作をされている企業様からのご紹介でした。

日々の診療や院内業務に追われる中、「経営の数値管理が曖昧なままになっていること」に以前から不安を感じていた私にとって、経営の数字に強い専門家を紹介していただけたのは本当にありがたいことでした。

実は翔彩サポートの広瀬さんとは、それ以前からご縁がありました。広瀬さんが税理士事務所にお勤めだった時代に、当院の経理・会計面を担当していただいていたのです。その頃から、数字への的確なアプローチはもちろん、こちらの状況を丁寧にくみ取りながらアドバイスをくださる姿勢に、深い信頼を抱いていました。

今回あらためて、ホームページ制作会社様からのご紹介という形で再びご縁をいただいた時、「これはもう運命だ」と感じました。以前から知っていた方だからこそ、安心して相談できるという思いもありましたし、また一緒に医院をより良くしていけるのではという期待もありました。

当院が現在直面している課題は、開業から今まであまり重視してこなかった「試算表の見方」や「資金繰りの管理」など、経営の“数字の基礎”の部分です。利益や売上はある程度確保できているものの、それがどのような構造で生まれているのかをきちんと理解したうえで、今後の医院運営に活かしていきたいと考えています。

さらに、最近ではInstagram運用の担当者が不在となり、院内の広報活動にも課題を感じていました。画像作成や発信の方向性についても、広瀬さんのお力をお借りできればと期待し、ご相談に至りました。

コンサルティング導入前経営相談

コンサルティング導入に先立ち、まずは一度、実際に歯科医院へお伺いし、現場の空気感やスタッフの様子を感じ取りながら、現状の課題やご希望についてヒアリングを行いました。

訪問前にお電話である程度のご相談内容をお聞きしていたため、当日は課題の掘り下げに時間を使うとともに、翔彩サポートとしてどのようなサポートが可能か、具体的なご提案をさせていただきました。

院長が特に悩まれていたのは、「経営の数値面を基礎からしっかり学びたい」という点です。収入や利益が一定程度あるにもかかわらず、数字の裏側にある仕組みや意味を把握しきれておらず、感覚的な経営に頼ってしまっていることに漠然とした不安を感じておられました。
このお悩みに加えInstagramに対して、翔彩サポートでは以下の3つのアプローチを提案しました。

  • 事業計画書および資金繰り表の作成
  • 収入分析
  • Instagram画像作成代行

事業計画書および資金繰り表の作成

1つ目は、毎月税理士事務所から提供されている試算表をベースに、翔彩サポートが資金繰り表を作成することです。試算表は過去の情報であるからこそ、将来の利益や資金の流れはどうしても見えない部分があります。事業計画書や資金繰り表を作成することによって、数字の「流れ」と「見える化」が進み、資金面の不安が軽減されるとともに、次のアクションが立てやすくなります。

収入分析

2つ目は、日々の患者数や診療単価といった売上の構成要素を丁寧に分析し、経営視点での見直しを図ることです。
患者数の推移、平均単価の変化、キャンセル率の影響、保険・自費のバランスなど、多くの歯科医院が見過ごしがちなデータを活用し、数字を「経営の言葉」として理解していく土台を築きます。

これらをベースに、月1回の定期訪問というかたちで継続的な面談を行うことを提案いたしました。単発のアドバイスではなく、日常の中での変化や取り組みを一緒に追っていくスタイルで院長にもご納得いただけました。

Instagram画像作成代行

さらに、もう一つの課題として挙がっていたのが「Instagram運用」の問題です。担当スタッフが退職して以降、SNSの更新が滞っており、情報発信の手が止まってしまっていることに危機感を持っておられました。ヒアリングを通じて見えてきたのは、更新作業そのものというよりも、「画像作成にかかる時間の確保が難しい」という現実でした。

そのため、翔彩サポートでは、Instagramに掲載する画像の作成代行をこちらで行うことを提案しました。これにより、医院側は日常業務の中で無理なく運用を継続できるようになります。また、医院としてどのような情報を患者様に届けていきたいかという方向性を共有するため、月に1回、スタッフの方とのZoomミーティングを実施し、翌月の投稿テーマや方針をすり合わせていく体制を整えることもご提案しました。

数字の見える化と経営支店の見直し、Instagram発信の継続性。この3つを柱に、医院がより持続可能で安定した経営を築いていけるよう、私たちは全力でサポートしていきます。

翔彩サポートからのメッセージ

私は、「経営に強くなりたい」「数字をもっと理解して、自信を持って運営したい」という想いを持つ院長のために、伴走型のコンサルティングを行っています。

今回ご相談いただいた歯科医院の院長のように、日々の診療に全力を尽くしながらも、「経営の数値面には手が回らないまま、なんとなく運営してきた…」というお悩みを抱えている方は少なくありません。

しかし、本当に大切なのは、「今さら聞けない…」と感じていた経営の“基礎”にこそ、向き合うことです。
私は、税理士事務所出身というバックボーンを活かし、「試算表の見方」や「資金繰りの流れ」といった基礎から、日々の患者数・診療単価・キャンセル率といった具体的な現場データを使った経営分析まで、医院の実情に即した形で丁寧にサポートします。

「数字のことは苦手…」
「試算表をもらっても、結局どう活かせばいいのか分からない…」
そんな院長でも、しっかり理解できるように、図や表を交えたわかりやすい説明を心がけています。私たちのコンサルティングは、机上の空論ではなく、“一緒に現場を見て、一緒に考えて、一緒に進める”、リアルに寄り添うスタイルです。

また、今回のようにInstagramなどの広報活動に関するお悩みにも対応しています。
「やりたい気持ちはあるけれど、時間も人手も足りない…」そんな課題を解消するため、画像作成代行やスタッフとの月1回のZoomミーティングを通じた運用サポートも行っています。

費用

経営において、「これってうちだけの悩み?」と感じていることでも、実は多くの医院が同じように悩みを抱えているものです。その一つひとつを丁寧にすくい上げながら、先生が本業である診療に集中できる環境づくりをお手伝いしています。

どんな些細なことでも構いません。「聞いてもいいのかな」と思うことこそ、ぜひ翔彩サポートへご相談ください。
院長の“わからない”に寄り添い、“できる”に変えていくパートナーであり続けます。

サービス内容金額            
経営(役員)会議110,000円(税込)